JAいしのまきは8月28日、石巻農業情報センターでいしのまき農業協同組合農業法人会経営研修会を開きました。JA管内の農業法人と関係者ら34人が参加しました。「働き方改革」をテーマに、労働環境の変化がもたらす重要性を学びました。
すずき労務経営コンサルタンツの鈴木大輔氏を講師に招き、今なぜ働き方改革を行うのか、農業と他産業の労働環境の違い、年次有給休暇の義務化などについて話しました。特に、農業を主たる業務にしている事業場では労働基準法が適応されない項目があり、労働時間の限度がなく、休憩・休日についての定めがないなど他産業と比べて労働時間の考え方が異なっているという指摘がありました。鈴木氏は「労働基準法の適応除外項目部分を他産業と同水準にしなければ人材は集まらない。きちんと環境を整備し、働きやすい職場を目指し、石巻の農業の発展につなげてほしい」と話しました。
JAは、今後も農業法人のみならず組合員を対象とした研修会や圃場巡回などを通して、農家をさまざまな面からサポートしていきます。