JAいしのまきやもと長葱生産組合は10月11日、JA矢本青果物出荷センターで「名月一文字」という品種の講習会を開き12人が参加しました。現在同組合で5人が栽培している名月一文字の栽培ポイントや注意点を確認し、生産者数を増やすことが目的に開催されました。
タキイ種苗㈱の内藤泰之研究員と他2人を講師に招き、内藤研究員は「名月一文字は耐暑性にすぐれ、小葉で風害に強いのが特長。また、曲りの発生が少なく秀品率が高い」と本種の利点を説明しました。定植から収穫まで日数を確保する必要があり5月中旬までの定植が望ましいなどの注意点についても説明しました。他の品種との違いは何かとの質問では、伸長性、肥大性にすぐれ播種から収穫までの日数が少ない「ホワイト」シリーズを例として挙げ、名月一文字は緩やかに生育する品種なので、両種の適切な使い分けにより有効的な栽培管理が可能になると回答しました。
同組合の阿部亮組合長は「今回の講習会を通して名月一文字を理解してもらい、管内で今以上に取り入れ、皆で協力し栽培していきたい」と話しました。