いしのまき産ひとめぼれを輸入しているシンガポールの米卸業社、東成物産私人有限公司(トンセン物産)が10月10日・11日の両日、産地を視察するため輸出元であるJAいしのまきを訪れました。訪れたのは、同社の日本米輸入担当のセールスマネージャーのラオ氏、アシスタントセールスマネージャーのエドモンド氏と役員のマックス氏の3人。JAのいしのまき橋浦義博代表理事専務と酒井秀悦営農担当常務理事が出迎え、2019年産米の作柄・品質の概況や、今後のいしのまき米の輸出について話し合いました。また、新たな商品として2㌔入れの海外販売用「ひとめぼれ」を初めて披露し、現地のニーズに対応した販売拡大を目指すことを確認しました。

視察団は、輸出米の製造元である石巻市河南地区にあるJA中央カントリーエレベーター(愛称:こめ太郎)を視察しました。精米したひとめぼれを、窒素ガスを充填して真空パック包装する真空包装機の実演や、最新技術の金属探知機で異物の混入を防ぎ、安全で安心な「いしのまき米」を海外に向けて輸出していることをアピールしました。
同社は、1990年創業。米の取り扱いがほとんどで、シンガポールでもトップ5に入る卸会社です。主に東南アジア、米国、日本など8か国からユーザーの求めに応じた米を販売しています。
JAでは、輸出米の販路拡大を目指し、農業者の所得増大に向け取り組むことにしています。
