JA職員の対話力を高め、JAの未来を考えようと、全国のJA職員有志が運営する「JAヨリアイinいしのまき」が12月7日、JAいしのまき本店で開かれました。JAと地域農業に興味のある組合員や組織の代表など26人が参加し、協同組合について対話しました。これまで大阪、松本(長野県)、岡山、東京で開き、今回の石巻で5回目の開催となります。
対話のテーマは「『協同組合を協同する』を立体的に対話する」と題し、①理想の協同組合はどんな姿か、②何が阻む壁となっているか、③何ができるかの3つに論点を絞り多様な立場の異なる人と意見を交わしました。
対話では、部門間連携のとれた組織にするためには職員と組合員の対話不足や担当者しか詳細を知らないなどの弊害が挙げられました。それらを打破するために組合員と対話できる場づくり、仕事の見える化を図るために仕事のプレゼン大会などの意見が発表されました。この他にもチャレンジする協同組合、素人同士で支え合える協同組合などそれぞれの弊害とそれに対応した解決案を出し合いました。
JAヨリアイとは、都道府県や組織の枠を超えて全国各地のJA青年部、消費者、JA役職員、JA中央会等の有志が集まり、JAや協同組合、農業等、についてファシリテーションスキルを活用した対話を重ねる場として平成27年に発足しました。