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県を代表するイチゴを目指して/「にこにこベリー」栽培講習会を開催

栽培のポイントを解説する高山研究員

 

 JAいしのまきは1月28日、石巻市のJAいしのまき農業情報センターで開催された、宮城県農政部園芸振興室主催の「にこにこベリー」栽培講習会に出席しました。イチゴの生産農家や関係者が出席し、春先に向けた栽培管理などについて学びました。

 宮城県農業・園芸総合研究所野菜部の高山詩織研究員らを講師に招きました。同講習会は今年度4回目。高山研究員は春先の栽培のポイントとして「変化していく気温とイチゴの変化に合わせて温度・灌水・肥料濃度管理・電照時間管理などが大切。イチゴは反応が早いので観察はこまめに行う」と説明しました。また、糖度を安定させるためには、花房は、株当たり10果程度に摘花するかまたは弱い花房を摘房するなど、事前に果数等の制限を行うことが重要と指導しました。

 この他にイチゴの耐病性と防除のポイントを実例とともに解説しました。

 宮城県農政部園芸振興室園芸振興班の門間豊資技術補佐(班長)は「『にこにこベリー』のポテンシャルを最大限に引き出せるように、特徴や技術を学ぶ機会を設け、将来的には県を代表するイチゴにしたい」と話しました。 

 「にこにこベリー」は宮城県で育成された品種で、甘みと酸味のバランスが良く整った円錐形と切り口が赤く美しいのが特徴。2005年に「もういっこ」と「とちおとめ」を交配してできました。2017年に品種登録され、昨年11月から出荷を迎え本格的に販売されます。

 

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