JAは平成28年産から初めて玄米食「金のいぶき」の栽培に取り組みます。初年は生産者26人が29㌶に作付を予定しており、産地化を目指すため栽培面積を増やしていきます。
「金のいぶき」は、2009年に宮城県古川農業試験場で誕生。これまでの玄米と違い、食味に優れ、胚芽も通常の約3倍と栄養価も高く、簡単に炊飯器で炊けるようになりました。近年の健康志向により「金のいぶき」の人気が高まってきているのを受け、JAでも栽培に取り組みます。
生産者の栽培技術を高めようと3月17日、平成28年産「金のいぶき」栽培技術研修会を情報センターで開きました。栽培技術について、宮城県古川農業試験場の永野邦明副場長は「発芽障害を抑制するためにも薬剤処理を行ってほしい」と話し、一般品種の「ササニシキ」や「ひとめぼれ」との栽培の違いや注意点などを説明しました。 その後、現物を見て「金のいぶき」と一般品種との違いを見比べました。