JAいしのまき転作部会河北・北上支部は3月9日、麦の現地検討会を開きました。今年は播種が遅れ、天候不順などによる影響も懸念されたが生育は順調。
部会員15人が参加し、圃場(ほじょう)10カ所を巡回して生育状況を確認しました。幼穂の長さを計測し、追肥時期を圃場別に調べました。幼穂形成期前に葉の黄化がある場合、窒素不足の目印なので見逃さず、きちんと対策するなど支部全体で今後の栽培方法などを共有しました。講師を務めた石巻農業改良普及センターの担当者は「幼穂形成期に追肥を行うなど適期作業を徹底することで収量の増加につながる」と話しました。
同支部は部会員17人が204㌶で栽培。今作の目標収量は大麦10㌃あたり400㎏、小麦は10㌃あたり480㎏以上を掲げています。6月中旬頃の収穫に向けて的確な肥培管理で高品質・多収穫を目指します。