JAいしのまきは4月4日、東松島市大曲の圃場(ほじょう)で開講式と今年度初の栽培講習会を開き、石巻・東松島市の住民21組39人が参加しました。6年目を迎えた今年は、コロナウイルスの全国的な流行を受けて、マスクの着用を義務付け、密着を避けるよう呼びかけ、開講式や講習会の時間短縮などの対策を講じて行われました。JA営農部の武山和広部長は「秋の収穫では、みなさんの達成感に溢れる表情がマスクで隠れないことを願っております。そのためにも全員で協力して実りある活動にしましょう」とあいさつしました。
第一回目の栽培講習会は、JA職員が講師になりジャガイモの定植方法を指導しました。タネイモは芽の数を平均にするように縦に切り、切り口を乾かすために2~3日置き、植えます。植えるときは、溝を掘り30㎝間隔で切り口を下向きで植えるなどを説明しました。
参加者は「毎年参加している。今年はお店などであまり見かけない珍しい野菜を作ってみたい」「今年で3年目。昨年まではほかの参加者やJA職員から教わりながらやっていたが、今年はできるだけ一人でおいしい野菜を作りたい」など今年度の活動の意気込みを語りました。
この取り組みは、食農教育、地域農業やJAへの興味理解を深めてもらうことを目的に参加者へ畑を貸し出し、好きな野菜を栽培してもらい、より農業を身近に感じてもらおうと2016年度から始めました。次回は、5月16日に栽培講習会を開催する予定です。