JAいしのまき稲井地区園芸生産組合は4月22日、6月から始まるソラマメの出荷に向け、現地検討会を開き定植後の生育状況を確認しました。関係者14人が参加し、石巻市沼津・水沼地区の圃場(ほじょう)8カ所を巡回しました。
石巻農業改良普及センターの宍戸修氏を講師に迎え、今後の栽培管理や防除のポイントなどを学びました。今年は大きな病害虫の発生はなく、おおむね生育は良好。宍戸氏は「ここ数週間の雨の影響で急激に生育し、茎が軟弱に生育したため倒伏防止の誘引作業と病害虫の防除を徹底して行うこと」と説明しました。
亀山敞也組合長は「今年はコロナウイルスに見舞われ異例の年だが、例年以上に管理などを徹底し、高品質ものを作り、安定した出荷を目指したい。こんな時だからこそ、家で家族と地元の旬な食材を味わってもらいたい」と話しました。
同組合は組合員12人が計114㌃で栽培。昨年度は9.5㌧を出荷、今年度は昨年度の1.2倍の目標出荷量12㌧を掲げています。