JAいしのまきトマト選果施設利用者協議会は5月11日、石巻市あゆみ野のトマト選果施設で令和2年度産半促成トマトの出荷目揃い会を開き、生産者や選果施設従業員ら16人が参加しました。高品質なトマトの出荷を目的に出荷規格や選果基準の確認を行いました。
今年は冬場の日照不足と4月上旬の低温により生育に遅れが出たが、5月に入り日照時間・気温共に良好で出荷量が増加。出荷は4月上旬から始まり、6月に最盛期を迎え、7月中旬まで続きます。
㈱石巻青果の営業一部杉山仁克副部長を迎え、参加者らはトマト選果基準表とトマトを手にA級・B級・C級それぞれの規格や注意点を確かめました。杉山副部長は「今年の市場情勢は新型コロナウイルの影響でやや厳しい傾向にある。軟果玉や痛みのある玉は取り除き、今まで以上に品質管理を徹底しましょう」と呼び掛けました。
同協議会の土井信勝会長は「逆境を跳ね除け、例年以上の品質や味などを目指し一丸となって取り組んでいきましょう」と話しました。
同協議会は今年度、利用者のうち15名が2.2㌶で半促成トマトを栽培。昨年は360㌧を出荷し、今年度は出荷目標量を400㌧に掲げ、石巻青果や丸果秋田青果、仙台市場などに出荷する予定です。