東松島市宮戸地区の奥松島生産組合「いちじくの里」は6月8日から、桃の木140本の袋掛け作業が始まりました。本紙(4月26日)に掲載された、桃の花満開時からおよそ一か月半が経ちました。木には500円玉ほどの大きさの果実が実り、葉の色付もよく生育は順調。一本の木に約300個の果実に袋がけを行い、昨年度の2倍の約4万個に袋がけを行います。
作業効率の向上を図るため、今年から構成員8人が担当する区域を決めて袋掛け作業を行います。一人当たり、「紅錦香」「まどか」各8本を担当し、「まどか」から袋掛けに取り組みます。
果実に被せる袋は2重になっており、病気や傷を防ぎます。果実1つ1つ丁寧に袋を被せ、果実が大きく育ったら、外袋を外します。
尾形善久組合長は「ここまでは順調だが、収穫まで気が抜けない。地元の皆さんや市場からの期待が大きい。その思いに応えるためにも、常に全力で最善を尽くし、宮戸のおいしい桃を届けたい」と話しました。
今後は、定期的に草刈りや消毒を行い、7月上旬頃に地面に反射シートや獣被害対策のための侵入防止ネット等を設置します。8月上旬の収穫に向けて準備を進めていきます。