JAいしのまきは6月17日、石巻市稲井地区と河北地区で2020年産の大麦の初検査を行いました。
検査したのは、JA管内で6月上旬から刈り取りされた「ホワイトファイバー」74㌧と「シュンライ」86㌧の計160㌧です。JA農産物検査員が容積重や整粒歩合、形質、被害粒など厳正な検査を行い、21㌧が1等、139㌧が2等となりました。
昨年の台風19号の影響により播種時期が平年と比べて大幅に遅れが生じましたが、その後は天候に恵まれ順調に生育しました。
同JA農産物検査課の中沢浩明課長は「台風による播種遅れの影響が心配だったが、粒1つ1つの張りが良い。今後も、天候を考慮した収穫作業を進め、事故なく丁寧な調整作業に努めてほしい」と話しました。
JA管内の作付面積は大麦582㌶、小麦167㌶で栽培し、今年度は1320㌧の収量を見込んでいます。高品質・多収量を目指した安定生産に努めています。検査は7月下旬までJA管内の8カ所の検査場で実施されます。