農業法人おおしお北部がジャガイモの収穫最盛期を迎えました。大型のジャガイモ用ハーベスターが次々にジャガイモを掘り起こし、乗り込んでいる作業員が傷の有無をチェックしていきます。
4作目となる今年は雨の影響で収穫作業に遅れが出ているものの、品質には問題はなく収量にも期待が持てます。
代表の大崎康さんは「水田での栽培は難しいと思っていた。失敗することもあるが、自分にとっては失敗がモチベーションをあげてくれる。良いものを育てるために毎年、構成員と共に思考錯誤を重ね栽培技術を高めて行きたい」と話します。
当初3ヘクタールだった面積も20ヘクタールまで拡大させ、今年度の収量は700トンを目標に8月末まで収穫作業は続きます。同法人はカルビーポテト株式会社の契約農場もしており、8月3日から「宮城県産ジャガイモ使用ポテトチップス」が発売されています。
同法人は2015年3月に設立。高齢化による労働力不足により放置されている荒廃農地を良好な景観に回復するため、東松島市大塩地区を中心とした担い手となり、当時、同地区の転作作業を担っていた生産組合が発起人となり法人として設立。経営面積107ヘクタールで大豆やデントコーン、水稲などを栽培しています。