
JAいしのまきやもといちご生産組合は、8月11日、9月の定植に向けて育苗現地検討会を開き、東松島市矢本地区などのほ場7カ所を巡回しました。
今年は8月の梅雨明け後、急激な気温の上昇とともに、一部で葉が焼けるなどの被害が見られたものの、良質な苗として順調に生育しています。また、病害虫の発生もなく、定期的な防除の成果が見られました。
講師を務めた石巻普及センターの鈴木香深技師は「今後、気温が高い日も続き、葉焼けが起きやすい環境になる。朝に十分水分をやるなどし、防いでいただきたい」と話します。
同組合の齋藤大樹組合長は「健全な苗づくりが高品質なイチゴの生産につながる。今後も病害虫防除を徹底し、定植時期を見極めていきたい」と話します。
同組合では今年、7人が「とちおとめ」と「紅ほっぺ」を計163アールで栽培し、目標出荷数量を81.5トンとしています。