JAいしのまき転作部会は8月20日、大豆の安定した収量の確保と品質向上を目指し、現地検討会を開きました。部会員や関係機関から約40人が参加し、JA管内のほ場3カ所を巡回しながら大豆の生育状況を確認しました。
今年は6月中旬の梅雨入り以降、降水による播種・中耕作業が遅れ、初期成育の不良が懸念されていましたが、播種が遅れた一部のほ場で生育にばらつきがあるものの、全体的におおむね良好に生育しています。
石巻農業改良普及センターの木村友祐技師は「播種が遅れたほ場では適期に播種したほ場と比べて差があるが、どちらも順調に生育している。今後は病害虫の発生が多くなる時期なので、防除の徹底を心掛けていただきたい」と話しました。
同部会の髙橋一部会長は「今回、巡回した3カ所のほ場で試験的に使用した資材の効果を自分の目で見て確認することができてよかった。しっかり効果を感じられるので、今後も継続して利用していき、安定した収量の確保と品質向上を目指したい」と話しました。
令和2年産大豆の作付面積2070㌶で「ミヤギシロメ」や「タンレイ」、「タチナガハ」の3品種を栽培しています。
今後は病害虫防除を徹底することとし、関係機関と連帯して、天候不順などのイレギュラーな事態に応じた管理・指導を行っていくことにしています。