
JAいしのまきセリ部会では種セリを播きつける作業に追われています。部会長を務める高橋正夫さん宅では9月1日から作業が始まりました。8月中旬に種セリ用に育てたセリを刈り取り、2週間ほど毛布などにくるみ節から芽や根などを出す伏せ込みを行ったのち、代掻き後のセリ田に種用のセリを播きつけます。
高橋さんは「種セリが風に流されたりしないように節同士が絡むように格子状に1本1本水面にたたきつけるように播く。間隔が広すぎても狭すぎてもダメ。全て手作業だけにコツがいる作業だ」と話します。
種セリが根を張るまで2週間程度かかります。それまでに暴風雨の影響で種セリがセリ田の隅に流され、播きなおすこともあり、気が抜けません。セリは今後、天候を見極めながら生育に合わせて慎重に水の調整をし、生長を促していきます。種セリは出荷時期に合わせて、順次播きつけていき、9月末まで作業は続きます。
部会員12人が5ヘクタールで作付けし、根セリ46トンの出荷を目指します。収穫は早い人で10月上旬から始まる予定です。