
45年間、地域住民に愛されてきた、国産の生鮮食品をそろえたJAいしのまき管内唯一のAコープ矢本店が9月25日に閉店しました。
店舗の老朽化や、近隣に競合店が多く、建て替えて営業を継続していくことが困難と判断し、閉店に至りました。
昭和49年からAコープ東北が、JAいしのまき所有の建物を借りて営業してきました。店舗内にはJAが運営する地元産の朝採り野菜が買える直売所「やもと四季菜館 矢本店」もあり人気を得ていました。
営業最終日は雨天にもかかわらず、店内に足を運ぶ来店者らが野菜などを買い求め、店員らと思い出を振り返っている場面も見られました。
来店者からは「よく利用していただけに、閉店はとても残念」「食品のほとんどが国産で、安全性や鮮度が高く、とても魅力的な店だった」など閉店を悲しむ声が挙がりました。
全国農業協同組合連合会宮城県本部の大友良彦県本部長とJAの山﨑和明常務が同店舗を訪れ、従業員らに感謝の言葉を述べました。
同店舗は昭和49年10月にオープンし、組合員・利用者の経済的・文化的生活の向上を図り、地域社会の発展を目指す身近な暮らしの拠点として長年地域住民に利用されてきました。