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米から学ぶ食の大切さ/園児らが稲刈りを体験

先生と一緒に一生懸命稲刈りをする園児

 農業を通じて、食の大切さを学んでもらおうと10月7日、石巻市真野の稲井幼稚園の園児ら16人が同地区のほ場で稲刈りを体験しました。

 同地区の農事組合法人アスターファームの指導のもと4月から米栽培の一連の作業を学びました。例年は5月の田植え体験からスタートしますが、今年度は4月に種まきを行い、昨年より少しでも多く農業に触れる機会を設けました。

 同園からほ場までは、距離が近いので園児らは定期的に生育の様子を観察しにほ場を訪れました。また、JAいしのまきから提供されたバケツ稲にも取り組んでおり、それと比べながら生育を見守りました。

 園児らは鎌の使い方や稲を刈るコツなどの説明を受け、園児2人と先生の3人1組に分かれ、鎌を慎重に使い、手を泥だらけにして苦戦しながらも、笑顔で稲刈りに挑戦しました。

 園児らは「難しかったけど、楽しかった」「またやってみたい」など疲れを見せず、元気いっぱいの声で答えました。

 稲刈り後には昨年、園児らが刈り取ったお米でおにぎりが振舞われました。

 同園では米の他にもジャガイモやサツマイモ、ニンジンなどを栽培。自分たちで育てることで農業の大変さや楽しさを実感してもらおうとさまざまな食育活動に取り組んでいます。

 同園の橋本恵司園長は「この活動を通じて、自然・農業・食の大切さ、故郷の魅力を感じてほしい」と話します。

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