JAいしのまきは11月19日、石巻市桃生町の桃生低温農業倉庫で令和2年産大豆の初検査を行いました。同地区の農業法人2組織が生産した大豆「タンレイ」52㌧が持ち込まれ、2等32.2㌧、3等19.8㌧と格付けされました。
今年は7月の日照不足により、生育への影響が懸念されましたが、8月に天候が回復し、9月は降水日が多かったですが、おおむね例年通り生育しました。

昨年度は台風19号により、収量や品質に多大な影響が生じ、収量に限っては例年の約3割減の被害が出ました。今年度は刈り取りも例年より早く行われ、同地区では11月4日から刈り取りが始まりました。全体の収量も例年並みになると見込まれています。
生産者は「昨年の台風で収量などに影響が出たが、今年は収量もある程度確保できているので、今後は朝昼の気温差を考慮した管理を徹底していきたい」と話しました。
宮城県は全国でも大豆生産量が上位に位置し、管内の大豆作付面積は約2068㌶で、「タンレイ」が約922㌶、「ミヤギシロメ」が約985㌶、「タチナガハ」が161㌶となっています。今年度の目標収量は3346㌧。25日からJA管内の各地区でも検査が始まり、2月末まで続く予定です。