JAいしのまき女性部鳴瀬地区は12月9・10日、東松島市立鳴瀬桜華小学校の6年生とそば打ちを行いました。そば粉には児童らが8月に種をまき、9月に収穫して、11月に石臼でひいたものを使用しました。
同小学校では総合的な学習の時間に地域の転作作物であるソバの栽培を通して、地域農業への興味や理解を深めてもらおうと8年前から取り組んでいます。
同地区の石森さと子部長は「そばはひき立て、打ち立て、茹で立ての『三立て』が大切です。部員と協力しておいしいそばを作りましょう」とあいさつしました。
児童は部員の説明を真剣に聞き、水加減や力加減、こね方などを教わりながら、見よう見まねでそば打ちに没頭していました。児童は「8月にまいた小さな種がこんなにもおいしいそばになるなんて夢みたい」「自分で育てて、打ったそばの味は別格」などそばの味に心打たれていました。
そばの他にも、地元産の「ひとめぼれ」とキュウリ、のりなどを使い太巻き作りにも挑戦しました。児童は好きな材料を太巻きがパンパンになるまで詰め込み、そばと一緒に地元の味を堪能しました。
今後も女性部鳴瀬地区では地域農業や食の大切さを子どもたちや地域住民に伝えるため、食育活動などに取り組んでいきます。