JAいしのまきは12月23日、石巻市河北地区の農事組合法人ビックベリーランドのほ場でぶどう冬季剪定講習会を開き、生産者7人が参加しました。ブドウの長梢剪定と短梢剪定の特徴や方法などを講師の石巻農業改良普及センター先進技術第二班の小林雅文技術次長から学びました。
長梢剪定は剪定作業に手間はかかりますが、有核栽培が可能で、比較的房はきれいな形になります。短梢剪定は剪定作業や誘引が簡単ですが、ジベレリン処理を行う無核化栽培しかできないなどの短所があります。小林技術次長は「長梢剪定では、樹齢を重ねるほど樹齢にあった管理が重要となる。どの枝をどう伸ばすか考え、将来的な樹形を決めて剪定していただきたい」と呼びかけました。
参加者は真剣な表情で、時に質問を交えながら講習を受け「栽培していく中で、わからないことがあったが、この機会を活用して解決できた。学んだことを生かし、高品質なブドウの栽培に励みたい」と話しました。
JAでは、年に2回栽培講習会を開催し、生産者の技術向上及び収量の増大を目指しています。また、JAでは直売所の出荷を通じて、消費者に高品質なブドウの安定した供給ができるよう、販売対策にも力を入れています。