2021年産米用の種もみの温湯消毒作業が2月15日、石巻市桃生町のJA温湯処理センターで始まりました。同センターでは10日から作業の準備を進めていました。
温湯消毒は、農薬を一切使わずに種もみを殺菌することで環境にやさしい安全・安心な米づくりの実施のため同JAは2006年から種もみの一括管理と供給を行っています。
処理は種もみを60度のお湯に10分間浸けた後、冷水に浸け、脱水するまでの一連の処理作業を連続的に行います。そうすることで、ばか苗病やもみ枯れ細菌病を防ぐ効果を得られます。
今年の計画数量は計317㌧を予定しており、3月上旬まで稼働。消毒する品種は「ひとめぼれ」「ササニシキ」「つや姫」など13品種を予定。処理が終わった種もみは随時生産者のもとへ配送されます。
温湯消毒が本番化/2021年産水稲用種もみ
2021.02.19