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伝える地産地消/豚汁のおいしさに絶賛の嵐

女性部員と一緒に調理する児童

 JAいしのまき女性部矢本地区は2月19日、東松島市立矢本西小学校の3年生2クラス計49人に食の魅力を伝えるため、部員6人が児童と一緒に地元産の野菜を使って、豚汁作りを行いました。
 新型コロナウイルス感染拡大を受け、当初は開催を見送る予定だったが、同校の「体験学習を通じて、子供たちにたくさんのことを経験させたい」と小学校からたっての強い要望で実施に至りました。
 同地区女性部の最上とよの部長は「病気に負けない体を作るためには、好き嫌いなく食べることが重要です。自分で作れば、苦手なものもおいしく食べられます」とあいさつしました。
 豚汁にはダイコンやハクサイ、ネギ、味噌など8種類の地場産の食材を提供しました。児童らは部員と一緒に慣れない包丁を使って、材料を切り、味噌を溶いて味付けするなど緊張しながらも笑顔で、楽しみながら学びました。「いただきます」の大きなあいさつで食べ始めると、「野菜が柔らかい」「普段苦手なネギがおいしい」など好評でした。
 調理前には野菜や普段の食について興味を持ってもらおうと家の光協会が発行する小学生向けの月刊誌「ちゃぐりん」を三年生全員に贈りました。
 この取り組みは地産地消を地域の生産者とふれあいながら学んでもらおうと、2014年度から毎年行っています。感染予防のため1クラスずつ午前と午後の二部制にして実施しました。同地区では来年度以降も情勢を鑑みながら、食育活動を継続して行い、地域農業や食の魅力を発信していきます。

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