JAいしのまきは3月4日、矢本支店で朝日アグリア㈱と令和2年度に東松島地区での資材試験の結果報告会を行いました。同試験に協力した㈱パスカファーム立沼の佐藤正社長と㈱よつばファームの熱海光太郎社長が出席して、成果や課題等を報告し、意見を交わしました。両法人が試験に協力するのは今年で3年目。
報告会では、朝日アグリア㈱営業四部技術営業課の原田智幸さんが初年度から試験を続けてきた仙台白菜とちぢみ雪菜の土づくりと肥料効果を期待できる「エコレット」、腐植酸を含有した土づくり資材「レオグリーン特号」を用いた試験結果を報告。また、昨年度から行っている水稲の砂質土壌における「エコレット」「レオグリーン特号」の試験結果についても発表しました。
仙台白菜とちぢみ雪菜の試験結果は慣行区と同等以上の収量を試験区で確保することができ、比較的根張りも良いなどその有効性を示しました。水稲の試験区では、有機物を保有する資材を用いたためか、慣行区より高い登熟歩合となり、白未熟粒の割合も低くなるなど結果を残しました。
JAの担当職員は「3年目になるが、効果を少しずつ感じる。それを今以上のものにするため今後も地域の生産者と協力して試験に取り組んでいく。そして、組合員に有益な情報として伝え、いしのまき管内の活性化につなげていきたい」と話します。
同JAでは令和3年度も今年度の課題を踏まえて、地域の生産者の協力のもと、試験に取り組んでいく予定です。