JAいしのまきは4月6日、JAいしのまき農業情報センターで「令和3年産萌えみのり栽培講習会」を開きました。同JA管内で萌えみのりを栽培する生産者12人が参加し、米の販売情勢やコロナ禍による消費者ニーズの変化、栽培のポイントや注意点などについて理解を深めました。
㈱ヤマタネの食品本部米穀部仕入課の後藤田義人さんはコロナ禍におけるコメの販売情勢について説明しました。生活様式の変化から消費者ニーズは簡便性ニーズの増加やネットでの購入増加、弁当・宅配需要の増加が見られ、コロナ禍により中食・外食事業者向けの販売数量は落ち込んでいるのに対し、小売事業者向けの販売推移量は堅調に移行しています。後藤田さんは「アフターコロナを見据えた変化が必要。量販店での販売強化やお弁当等中食への販売強化など業務用米も含め、マーケットが拡大する見込みのある売り先での販売力強化が今後のカギを握る」と説明しました。
また、JA職員による品種の特長やその特長を踏まえた栽培のポイントと注意点などの説明もありました。
今年度、同JA管内では萌えみのりを生産者33人が80㌶で栽培し、10㌃当たり660㌔の収量を目標としています。今後も現地検討会や栽培講習会などを通じて、栽培技術の高位平準化を図り、品質の維持安定化を図っていきます。