JAいしのまきは4月15日、大谷地支店で、令和3年度産契約栽培サツマイモの栽培講習会を開きました。JA管内でサツマイモの栽培を予定している生産者8人が参加し、今年度の栽培のポイントについて理解を深めました。
昨年度は、全体の収量が少なく、イモの直径が細いものも多いなどの課題が見られました。今回、講師に招いた石巻農業改良普及センター先進技術第二班の今野誠技術主幹は、これらの課題を受けて、適期に定植することの重要さを説明しました。サツマイモは7月から8月にかけて地上部の葉が成長し、葉の成長が収束した後にイモの肥大が始まります。そのため、イモの十分な肥大期間を確保するためには、5月中旬から6月初め頃までの適期に定植を行い、早めに十分な地上部生育を確保することが必要であると解説しました。「適期に定植するために、天気や土壌の状態を見て、早めに準備をしましょう」と呼びかけました。
他にも、JA職員による出荷についての説明もあり、出荷規格の変更点や、出荷の際の注意点について確認しました。
昨年度JA管内では、「紅はるか」を生産者8人が150㌃で栽培しました。今年度は生産者と栽培面積共に増加の見込みであり、さらなる収量の増加と品質の向上を目指します。