コロナ禍で三密を避けるため、全国的に葬儀の規模が縮小され、祭壇等に飾る輪菊の需要も著しく減少し、市場価格の低迷が余儀なくされています。その中でJAいしのまきやもと切花生産組合は最盛期であるお盆時期の需要拡大に向け、現地検討会や関係機関との意見交換が行っています。
同組合は、生産者4人が77㌃で輪菊やスプレー菊、洋花を栽培しています。昨年は市場出荷で26400本を出荷し、今年度は30000本の出荷を目標としています。生産者は他にも、JA直売所やインショップへ出荷しています。
今年は、気温が高く、湿度も安定していたため、害虫や病気などの被害が確認されておらず、生育は順調。
6月21日、同組合は8月上旬に予定している収穫に向け、現地検討会を行い、生産者4人が参加しました。講師の石巻農業改良普及センターの佐藤泰征氏は「今後は気温上昇による葉焼けや害虫の被害に十分警戒して、管理していっていただきたい」と呼びかけました。