
日本で年間数百万㌧発生し、環境にも悪影響を与えている「食品ロス」の削減に向け、JAいしのまきはSDGsの取り組みの一環としてフードバンクへ寄贈しました。
JAは令和3年度事業計画で6つの重点方針の1つに「豊かで安心して暮らせる地域社会づくりへの貢献」を掲げ、JA職員が行政の代わりに目となり地域の高齢者を見守る活動や自然豊かな環境を守るため、環境保全米の生産拡大などに取り組んでいます。フードバンクへの寄贈もその一例です。
7月2日、同JAは石巻市圏域を含めた宮城県北部で、食べることができるにもかかわらず、廃棄される食品を活用し、社会福祉協議会等を経由して食料を必要としている人へ提供している一般社団法人フードバンクいしのまきに防災備蓄品を寄贈しました。防災備蓄品として蓄えていた水2㍑約400本を備蓄品の入れ替え時期を予定より早めて寄贈しました。
橋浦義博専務が同法人の末永博代表に手渡しながら「地域と協力して食品ロス削減などの問題解決に取り組んでいき、豊かな地域社会を築いていきたい」と話しました。
同法人は、地元の企業や市民の協力を得、地域・人・食の縁を結ぶ「フードセーフティネットワーク」の一端を担い、地域における活動を恒久的なものにすることを目的に活動しています。
JAでは今後も、フードバンクへの寄贈を通じて資源効率の改善に努め、地域と協力しながら、誰もが住みやすい豊かな地域社会づくりを目標に取り組んでいきます。