
JAいしのまき長葱部会は7月27日、夏ネギの安定した品質確保に向け、JA青果物集出荷センターで出荷査定会を開きました。部会員34人が参加し、出荷規格や収穫・調整・出荷の厳守事項などを確認しました。
今年は梅雨時期が短く、病気の発生率が低い傾向にあり、快晴な日が続いているため、生育は前進傾向で目立った障害もなく生育は順調です。
査定会では、検査長が現物を示しながら、出荷規格表を基に品質区分を定め、その区分に定めた理由を共有しました。その他にも、過剰な取り置きは絶対に行わないことや出荷当日中の葉切りの徹底など注意事項も説明しました。
また、近年県内や他県各産地においてネギ葉枯病の発生が増加しています。その病気による商品価値への影響を危惧して、発生の特徴や原因などを説明し、対策を呼びかけました。
同部会の阿部亮部会長は「今年は梅雨時期が短く、快晴な日が続いている。害虫の発生が予測されるので、害虫を発生させないように事前対策に努め、鮮度・品質ともに高水準な長ネギを出荷していただきたい」と話しました。
今年度は部会員64人が周年栽培で夏ネギ「羽緑」や「ホワイトサマー」など数品種を7月上旬から出荷を開始し、8月上旬に最盛期を迎えます。