JAいしのまきは8月31日からイチゴの定植時期を確認するため、イチゴの花芽分化検鏡を開始しました。8月31日から9月14日までの期間に計5回の検査を予定しており、期間中に検体325個の確認を行います。
初回は石巻農業情報センターでJA職員と石巻農業改良普及センターの職員ら5人が花芽の状態などを観察。未分化の株もありましたが、ほとんどの株が定植適期であることを確認しました。
イチゴの花芽検鏡は、顕微鏡を使い、花芽までの葉を一枚ずつめくっていきながら、花が出てくる出蕾(しゅつらい)までの葉数と花芽の分化の進みを確認し、定植時期を逆算するものです。
JA管内では、41人が14㌶で「とちおとめ」や「紅ほっぺ」、「にこにこベリー」などを栽培。出荷時期は11月から5月までで、3月から4月頃に最盛期を迎える予定です。今年は、育苗の株は多少炭そ病の発生が確認されましたが、おおむね生育は順調に進んでいます。目標出荷量440㌧を掲げ、花芽の確認後、速やかに定植作業を開始し、適期作業・品質管理に努め、充実した株を生育していきます。