JAいしのまき河北蔬菜部会は8月31日、大谷地支店で野菜栽培講習会を開きました。部会員16人が参加し、9月上旬から播種が始まるつぼみ菜のハウス栽培のポイントや注意点などを確認しました。
講師の㈱渡辺採種場瀬峰研究農場の山蔦翼課長は、徒長防止と分げつ促進のため、11月末までは常に最大限の換気を行い、12月から保温を開始することを呼びかけました。「特に、ハウスの密閉状態は植物の蒸散活動を抑えて根からの養分吸収を低下させるため、カルシウム欠乏などの生理障害や収量低下を招く恐れがある。過保護は禁物、少し厳しく育てることが大切」と説明しました。
同部会の江田直治部会長は「異常気象の影響で予測がつかない天候になるかもしれない。講習会で学んだことを活かしながら、天候などに負けない強いつぼみ菜を作っていきましょう」と話しました。
同部会ではつぼみ菜「三陸」や「あでやか」、「春立菜」の3品種を19人が110㌃で栽培。11月から収穫・出荷を行い、2月には最盛期を迎える予定。出荷目標を21㌧に掲げ、適期作業と品質管理を徹底し、高品質なつぼみ菜の出荷に努めていきます。