JAいしのまき石巻市きゅうり生産組合は9月13日、石巻市あゆみ野の石巻青果物集荷場で8月下旬頃から出荷が始まった抑制キュウリの査定会を行いました。組合員12人が参加し、キュウリを手に取って、規格や今後の管理方法などを確認しました。
今年は、定植時期の高温等の影響で例年よりも1週間ほど生育が遅れました。
組合員はキュウリと規格表を手に持ち、お互いで確認し合いながら意見交換を行いました。検査長が「収穫初めの実の短さに注意が必要。出荷の際は長さがそろうように箱詰めをしてほしい。また、キュウリは寒さで生育が止まってしまうので、暖房の用意を早めに行いましょう」と呼びかけました。
同組合の山口良彦組合長は「天候不順の影響で出荷開始が少し遅れたが、品質は折り紙付き。箱に詰める際、長さを均一にそろえるなどの一工夫が大切」と話しました。
同組合は生産者23人が3㌶で「はやか」や「ニーナZ」などを栽培。出荷は12月頃まで続き、最盛期は10月に迎える予定。昨年は168㌧を出荷し、今年度は191㌧を出荷する計画です。
今後も、出荷品の定期検査を実施し、さらなる品質向上に努め、組合員同士でコミュニケーションを図り足並みのそろった品質で安定出荷していきます。