JAいしのまきのトマトは、宮城県内で有数の生産量を誇ります。JA管内で抑制トマトの出荷が8月下旬頃から始まっています。
今年は梅雨時期が非常に短く、日照時間や平均気温が前年を上回りました。しかし、夏場の急激な猛暑や長雨という天候不順が続き、出荷開始時期の遅れや品質の低下も懸念されましたが、その後は天候も回復し、おおよそ予定通りの出荷開始となりました。出荷は1月下旬まで続き、9月中旬から11月中旬頃に出荷最盛期を迎える予定です。
JA管内で屈指の出荷量を誇る、JAいしのまきトマト選果施設利用協議会は今年度、利用者のうち17人が「桃太郎トマト」や「王様トマト」を約2㌶で抑制トマトを栽培。今年度の出荷目標量約120㌧を掲げ、石巻青果や丸果秋田県青果などに出荷します。
出荷最盛期を目前に控え同協議会は10日、石巻市あゆみ野のトマト選果施設で目揃い会を行いました。生産者や市場担当者、選果施設従業員ら16人が参加し、市場情勢や出荷規格を確認しました。
同協議会の土井信勝会長は「出だしは好調。これから出荷量がどんどん増えていく、収穫適期を見逃さず、高品質なトマトを切れ目なく出荷していきましょう」と意気込みました。
JAではオリジナルブランド「赤のみのり」を立ち上げ、「いしのまきのパワーを食卓へ」を合言葉に生産者、地域が一丸となって新鮮なトマトの生産に取り組んでいます。