JAいしのまき長葱部会は11月中旬から迎える出荷最盛期に向けて10月19日、秋冬ネギの現地検討会を開きました。部会員16人が参加し、ネギの生育適温である11月までに追肥と土寄せを行うこと、土寄せや止め土のタイミングなどを確認。最新型の乗用土寄せ管理機の実演も行われ、畝作業の高能率化について学びました。
石巻農業改良普及センター先進技術第二班の今野誠技術主幹は「冬系の品種は肥大性、伸長性があるため、棒ネギにならないよう追肥量を調節し、土寄せは急がず行うこと。また、軟白に必要な止め土から収穫までの日数が収穫時期によって異なるため注意が必要」と呼びかけました。
検討会の後、マメトラ㈱の担当者が乗用土寄せ管理機を使って、土寄せ作業を実演しました。生産者は作業の流れや管理機の性能を観察しながら、意見を交わしました。
阿部亮部会長は「最新の管理機は作業の負担を大幅に軽減し、ネギ農家の強い味方になると思う。今後の参考にしていきたい」と話しました。
同部会は今年度、部会員64人が周年栽培で栽培しており、秋冬ねぎでは「名月一文字」「森の奏で」などを栽培。11月上旬ころから3月頃まで㈱石巻青果へ出荷する予定です。