石巻市の一般社団法人石巻圏観光推進機構は11月18日、石巻市河北地区の伝統野菜「河北せり」と県産カキを使った新たな「石巻せり鍋」を発表しました。冬の新たな名物として売り出し、河北せりと県産カキの消費拡大やコロナ禍の影響で落ち込む飲食・観光業の振興につなげる考えです。
近年人気が高まってきている鶏肉やカモ肉を使う「仙台せり鍋」と差別化を図るため、鍋に河北せりと県産カキを加え、石巻市の農産物、海産物の両エースをコラボさせ、石巻市らしさを鍋に詰め込みました。
発表会は市水産総合振興センターで行われ、河北せり振興協議会の高橋正夫協議会長や県漁協の代表者ら関係者が出席。高橋協議会長は「魂を込めて育てた河北せりを多くの人に味わってほしい」と話しました。
推進機構の後藤宗徳代表理事は「新しい冬の名物として定着させていきたい」と意気込みを語りました。
昨年まで「石巻せり鍋フェア」の名で人気を集めたイベントが「石巻せりフェア」と名前を変え帰ってきました。11月26日から市内の飲食店でスタート。和食や中華、洋食店など現在16店が参加しており、鍋料理や趣向を凝らした河北せりの一品料理を提供します。期間は2022年2月28日までで、参加店舗を募集中です。