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パイプハウスを活用して野菜作り拡大へ/品目・品種別で春野菜について学ぶ

ハウス栽培の春野菜について説明する佐々木課長代理

 JAいしのまきは12月10日、パイプハウスを活用して野菜の栽培拡大に向け「パイプハウスを生かした春野菜栽培講習会」をJA情報センターで開きました。JA管内で野菜栽培に取り組んでいる又は興味がある24人が参加し、ハウス栽培でのメリットや品目・品種別の特長や栽培方法などを学びました。

 講師のカネコ種苗㈱仙台支店販売グループの佐々木淳課長代理は「ホウレンソウは発芽が進んできたら、発芽していない箇所に手で水をかけ、発芽を揃えること。トウモロコシは膝丈くらいの大きさになったら、ハウス内の温度は35度以上にならないよう温度管理に努める」など野菜作りのポイントを説明しました。

 また、新しく開発され、国に登録された品種を保護するため令和2年12月に種苗法の一部が改正されたことにより、令和4年4月1日から登録品種の収穫物の一部を自分の種苗として使うことに、品種登録者の許諾が必要になったことや増殖した種苗の販売や譲渡にも許諾が必要になったことなどを伝えました。

 JAは9月にも「パイプハウスを生かした秋冬野菜栽培講習会」を開くなどJA管内で野菜栽培に取り組んでいる人や興味がある人に向けて、積極的に情報発信を行い、品質の向上や栽培規模の拡大に取り組んでいます。今後も継続して開催していく考えです。

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