JAいしのまきミニトマト部会河北北上支部は3月下旬より順次始まる定植に向けて1月13日、大谷地支店で栽培講習会を開き、部会員6人が参加しました。
今回の講習会はミニトマトで毎年発生する裂果の被害を防ぎ一人一人の収量増を目指すために、裂果の原因とメカニズムなどを学びました。
講師の㈱水沢種苗店の本田和彦常務によると裂果の原因は、チッソ過剰と高温による一種の日焼け、水分バランス、栽培終盤の低温の4通りと説明されました。「水分バランスによる裂果の防止への第一歩は水慣れ。急激なかん水は避け、規則的にかん水を行うこと。蒸散を促すため、葉の面積を確保することも重要」と話しました。
また、高温や低温、塩害など水分ストレスから作物を守り、過剰な水分吸収による果実の裂果軽減を促す資材の紹介や土壌診断結果の傾向から課題や解決策などを土壌別にアドバイスをしました。
他にも、石巻農業改良普及センターの鈴木香深技師は農薬の適正使用に関して説明しました。
同支部では3月下旬から定期的に現地検討会を開催して情報交換を行い、定植後の生育状況を確認し、高品質なミニトマトの栽培を目指します。