宮城県が誇る最高級牛肉「仙台牛」の肥育を手掛ける石巻市前谷地の㈱川村ファームが1月28日、仙台市で開催された「第29回『仙台牛』の集い」で村井嘉浩知事から表彰されました。同社は昨年、「第23回全農肉牛枝肉共励会」で全国16都県から上場された黒毛和種269頭、交雑種31頭の計300頭の中から、最高位となる名誉賞を受賞し、その功績を称えられました。
同社を代表して表彰状を受け取った川村大樹さんは「祖父の代から私で3代目。先代からの教えを忘れず、新しいことにも挑戦しながら、常に牛がストレスなく、のびのびと過ごせる環境を与え続けられるよう努力している。これからも、霜降り度合いだけではなく、更なるおいしさを追及していきたい」と話しました。
現在は、10月に開催予定の「第12回全国和牛能力共進会 鹿児島大会」に向け、出品候補牛の肥育に日々汗を流します。5年に一度開催される「牛のオリンピック」と称される共進会に向け、普段以上に気を引き締め作業に臨み、同大会を機に、より一層の仙台牛の銘柄普及と消費拡大につなげていく考えです。
同集いには、仙台牛生産者や買参人など約60人が出席し、生産優良農家や農林水産祭参加「第61回仙台牛枝肉共励会」でチャンピオン賞に輝いた生産者の功績も表彰されました。