東松島市宮戸地区の奥松島果樹生産組合「いちじくの里」が栽培する「復興の桃」の販売が3日から始まります。
梅雨時期に、雨が少なかったことで成長が思うように進まず、昨年より1週間程度遅れました。
今年は梅雨明けからの長雨で低温が続き、糖度が上がりにくくなると心配されましたが、天候が回復してからは、設置した反射シートで一気に色づきが加速し、糖度がのりました。
同組合の尾形善久組合長は「糖度のりも良く、品質の良い桃ができた。消毒作業や追肥作業などしっかりやってきたことで今回も良質の桃ができあがった。まずは地域の皆さんに食べてもらいたい」と話します。
栽培している3品種のうち、最初に販売する「あかつき」は、甘さと酸味のバランスがとれ、実がしっかりしているのが特徴。糖度もあり甘さは十分。その後、大玉品種の「まどか」や甘酸っぱさが特徴の「紅綿香(くにか)」と順次販売されます。
主に石巻青果市場へ出荷し、圃場脇のテントで8月下旬まで販売を予定。1箱6個入と8個入の箱詰めの他、パックは3個入りで販売します。
同組合の構成員7人が収穫・箱詰め・販売を行うため、毎日なくなり次第販売終了となります。