
JAやもと蔬菜(そさい)組合は9月27日、「仙台白菜」の現地検討会を開きました。9月上旬に定植後、台風被害の心配もありましたが大きな影響はなく、生育は順調です。生産者4人が参加し、東松島地区の圃場(ほじょう)6か所を巡回し、定植後の肥培管理や病害虫対策について意見交換しました。
講師の渡辺採種場の勝又雅彦部長は、「今後の台風の発生動向に注視し、通過後は病害の発生リスクが高まるため、予防的防除を徹底してほしい」と話しました。同組合の遠藤淳一組合長は「今のところ生育は順調。今後も徹底した栽培管理に努め、高品質な仙台白菜を収穫していきたい」と話しました。
「仙台白菜」は東日本大震災からの復興シンボルとして11年前から栽培を開始しました。同組合は6人が伝統種「松島純2号」170㌃、慣行種20㌃の計190㌃を栽培し、出荷量80㌧を目指して収穫は10月下旬から始まる予定です。