桃生地区のサンダーファーム牛田と入沢ファームの2法人は10月21日、国産の自給飼料として期待されている子実用トウモロコシを初めて収穫しました。
サンダーファームの圃場(ほじょう)では、約3メートルあるトウモロコシを大型コンバインで刈り取り、2法人合わせて約8トンを収穫しました。同地区では、5月に2.15㌶に播種(はしゅ)し、初の栽培を始めました。
子実用トウモロコシは、大豆や麦よりも手間がかからず労働生産性が高いとされ、新たな転作作物としても期待されています。
同JA桃生営農センターの鈴木啓悦センター長代理は「コメの需要低下に対応していくため転作作物の選択肢は多い方がいい。作業効率や収益性などを検証し、生産を検討したい」と話しました。
収穫された子実用トウモロコシは乾燥させた後、全農北日本くみあい飼料に出荷します。