サツマイモの消費拡大を目指し、カフェ「oimoya Jack」が5日、東松島市にオープンしました。JA青年部委員長で、さつまいも生産組合組合長の鈴木貴郎さんが、生産仲間の菊地孝也さん、柏宏幸さんと3人で株式会社「KANAN FARM」を設立、運営しています。
甘くしっとりとした食感のサツマイモ「べにはるか」を使った焼き芋、干し芋、大学芋のほか、「さつまいもチップス」、「さつまいもシェイク」を販売しています。
鈴木さんは「地元の食材を地元で消費することで、生産者、消費者どちらのメリットにもなると思う。今後はサツマイモだけでなく、地元の野菜や果物を使ったメニューも視野に入れて展開したい」と笑顔で話しました。
店内でも食べてもらえるように家具を配置し、落ち着いた雰囲気でありながら、おしゃれな空間となっています。サツマイモをイメージしたスワッグがあり、毛糸で作った「oimoya」のマスコットが出迎えしてくれます。イートインならではの、メニューも準備しています。
「KANAN FARM」は、キッチンカー「oimoya」を使い、既にイベント会場でも焼き芋を販売しています。低温で長時間かけて仕上げる焼き芋は、絶品で、遠方からのリピーターもいます。
JA管内のサツマイモ生産農家は、2022年12月現在12戸。作付面積は前年の約2倍の418㌃となり、出荷量は2020年の2.4トンから10倍の24トンに増えています。