東松島市宮戸地区の奥松島果樹生産組合「いちじくの里」が栽培する約180本の桃の花が満開を迎えている。同組合は、東日本大震災で被災した土地で、新たな特産品にしようと2015年から桃の栽培を始めました。
品種は「あかつき」「まどか」「紅綿香(くにか)」。開花は昨年より一週間早く、一帯は、鮮やかな濃い桃色に染まり、見物客も訪れています。構成員7人は以前から漁師でもあり、早朝から海に出て、漁の傍ら果樹栽培にも精をだしています。
同組合の尾形善久組合長は「毎年基本を忠実に守って、丁寧に栽培し、日々勉強している。多くの人に宮戸のおいしい桃を手に取ってもらいたい」と話しました。
今後、それぞれ担当している木を一本一本摘花し、10日おきに消毒作業を行います。5月下旬から袋掛け作業を始め、7月下旬から「あかつき」「まどか」「紅綿香」の順に収穫が始まる予定です。