東松島市の株式会社ぱるファーム大曲は2023年度、ドローンを使った除草剤散布試験を水田10㌶で実施します。
5月24日、クミアイ化学工業の担当者立ち合いのもと、1㌶に散布しました。自己拡散性に優れた豆つぶ除草剤を使うことで、10㌃当たりの散布量も250㌘と1㌔粒剤の四分の一で済み,ドローンを使うことで、作業は1㌶あたり1分半で終わり、時間短縮にもつながります。ドローンは、県のデジタル田園実装拡大事業を活用し購入し、同社の社員がオペレーターを務めました。
同社の小岩敏幸社長は「豆つぶ剤は、散布しても自然と全体に均一に広がるのが特徴だと聞いている。うちは水田面積が100ヘクタールと大きいので、作業の効率化や省力化は大切な事だ。今年の結果をみて、来年につなげたい」と話しました。
農業人口の減少や高齢化が進む中で、除草剤の散布量が大幅に抑えられ、作業時間も大幅に短縮できれば生産者の労働力支援につながり、今後の期待が高まります。