マイクロプラスチック削減のため、乾田直播(ちょくは)した圃場(ほじょう)で流し込み施肥の実証試験を行います。昨年度に続き2年目になります。
昨年は、水田全体に行き渡らせようと、大きな容器に液肥を入れ特製の流し込み装置を作成しました。10時間かけて流し込みをしましたが、液肥量の調整やホースの詰まり、特製装置を作るのに手間がかかり、実用性に欠けたところがありました。
今年度からは、圃場の水口栓の周辺にビール瓶ケースを配置し、その上に液体肥料を置き、下部の排出口から4時間流し込みするよう調整して作業の省力化を図ります。
5月24日、JA職員と片倉コープアグリの担当者らが、株式会社ぱるファーム大曲の乾田直播した圃場1㌶に、液肥を流し込みました。その後、全体に行き渡るよう水位8㌢程度まで水を入れました。今後、生育調査を行い、6月に2回目の施肥を行う予定です。
同JA管内は今年度、4法人が乾田直播による流し込み施肥の実証試験に取り組み、今年度は新たに、水稲移植による流し込み施肥も実施しています。