大麦の生産量県内1位を誇るJAいしのまきは6月15日、石巻桃生地区と鳴瀬地区で2023年産大麦の初検査をしました。
検査は、水分・形質・容積重・空洞・硬質と5つの項目があり、穀物の中でも検査項目が多い生産物です。6月6日から収穫した大麦「ホワイトファイバー」117㌧、「シュンライ」36㌧の合わせて153㌧。結果は、1等が8㌧、2等が145㌧となりました。
JA管内の作付面積は、大麦を39組織で763.1㌶、小麦を13組織で189.4㌶となっています。
2023年産は、秋の播種時より天候に恵まれ冬の雪は少なく平年より生育も早く、出穂も10日程度進んでいます。今後、天候等による刈り遅れが品質低下を招く恐れが懸念されています。刈り取りは6月下旬まで続く予定です。
検査は7月中旬までに約30回を予定し、収量は大麦1981㌧、小麦592㌧を見込んでいます。
(有)高須賀農産の細川公代表取締役は「今年の麦も良い出来なので、みなさんに美味しく食べてもらえればうれしい」と話しました。