石巻市の農事組合法人たてファーム・和(なごみ)は6月27日、佐賀県佐賀市の株式会社南川副ファームの視察を受け入れ、水稲直播(ちょくは)栽培の取り組みを紹介しました。
同社から11人が訪問し、JAいしのまき、石巻農業改良普及センター職員らを含め、合わせて17人が参加しました。
南川副ファームは、麦・大豆を生産していますが、今後の事業として、水稲の栽培を検討しています。乾田直播で広く栽培している同法人の記事を農業新聞で見たことが、きっかけとなり、今回の視察研修が実現しました。
参加者は、施設内の作業機械などを熱心に見学しました。資料を見ながら同法人の概要や水稲移植と乾田直播の違い、作業体系などについて説明を聞きました。
その後、直播の時期や、均平作業、除草作業などについて具体的に意見交換をしました。
同法人の伊藤重一組合長は「一つでも二つでも、何か参考になる事があればうれしい」と話しました。
同社の川瀬義弘社長は「直播の米作りは初めてなので、実際大規模に生産している方々の話しは大変参考になった。これからも、除草などについて詳しく聴いていきたい」と話しました。