河北せり振興協議会は10日、石巻市河北総合支所で第5回通常総会・セリ栽培講習会を開きました。平均気温が上昇傾向にあり、ウイルスを媒介するアブラムシの数が増える可能性があるため、病害虫防除を徹底することを確認しました。
県農業・園芸総合研究所野菜部の高橋勇人技師が、昨年度の現地試験の結果を踏まえて、セリ栽培の問題点や石巻市の気温の推移、今後の病害虫防除などの情報を提供しました。
参加者らは、実際にウイルス病に感染したセリを確認しました。
同協議会事務局を務めるJAいしのまき河北営農センターの亀山千陽さんは、「河北せり」の地理的表示(GI)登録の内容について改めて説明しました。
総会には、19人が出席し、2022年度決算や23年度予算などを承認しました。
同協議会は、18年7月に設立し、産地一体となって伝統的な栽培方法を守り「河北せり」の生産・供給体制の強化、需要拡大などを目指しています。