14日、2023年度2回目の水稲の乾田直播稲現地検討会を開き、生育順調を確認しました。
生産者や関係者約50人が参加し、講師に東北農業研究センター研究推進部技術適用研究チームの古畑昌巳チーム長を迎えて、桃生地区・河北地区・河南地区・矢本地区の各圃場(ほじょう)4か所を巡回しました。
一カ所ずつ草丈、茎数、葉色、幼穂長を調査しました。
古畑チーム長は「各圃場とも生育は順調だが、生育が進み窒素吸収量が多く、減数分裂期前の肥料切れの可能性がある。時期を逃さず、適期追肥と適切な水管理をしてほしい。幼穂長から判断すると8月上旬には出穂の見込み」と話しました。
水を引く前に田に種もみを直接まく乾田直播は、春作業や収穫時期に人手不足になりがちな稲作経営体にとって、作業分散にもつながるため、23年度は、前年度の870.4㌶から、998㌶まで拡大しています。