
山形県のJA鶴岡市の理事参事以下4人が7日、石巻市のJA本店を訪れ、定年延長についてJAいしのまきの総務担当常務以下4人と意見交換しました。
JAいしのまきは2023年3月に、定年年齢を2023年度から2年度ごとに1歳ずつ段階的に引き上げ、31年度から定年退職年齢を65歳とすることを決めています。
JA鶴岡市は、日本農業新聞でこの記事を読み、今回の訪問となりました。
JA鶴岡市の白幡静夫参事付審議役は「年々新採用職員の応募者が減少傾向にあり、高齢者の労働力活用促進の意味から定年延長も選択肢として検討している」と話しました。
JAいしのまきの近藤浩之総務部長は「60歳を越える職員の能力を本格的に活用し、知識や経験を継承するとともに、雇用と年金の接続を確実なものとし、職場や社会での安定した生活の確保にもつながるよう努めていきたい」と話し、具体的に変更、新設した諸規程などについて説明しました。
その後、職員の雇用形態や給与表の見直し、定年前短時間勤務制などについて活発に意見交換しました。
JA鶴岡市は、具体的な説明を受け、定年延長に向けて、さまざまな点について検討し、場合によっては、プロジェクトを立ち上げることも視野に入れています。